音について

新しいこと

リリさんと出会って以降、新しいことや、それまでやっていなかったことに色々と挑戦してきた。
その中のひとつで、以前からDAW(音楽制作)ソフトに触れていた。


リリさんについて考えているときや旅をしているときにメロディとか、リズムとか、音色なんかが頭によぎることがあっても、それを留めることができなくてもどかしい思いをしていたからだ。
「作曲」というような大げさなものではなくても、旅先でメモをとるようなニュアンスで、浮かんだ音を記録したいと思った。


それで、見よう見まねでDAWソフトに触れて実際に何曲か楽曲を作りはしたけれど、全然満足のいくところまではいけなかった。
音楽を作るところまで行く以前に、DAWソフトは操作がむずかしかったり覚えることが多すぎて、他にやりたいことが多くあったこともあり、続かなくなってしまったと言った方が近いかもしれない。


ただ、その際に「作曲初心者にはDAWソフトは逆に難しいかもしれない。初心者ほど、音楽をはじめるにあたって実際にキーボードを触ったほうが身につく(ハードルが低い)」というような話を聞いていたので、今年になってから、入門用の音楽キーボードを買ってみた。


自分は音楽に関しては、学校の授業で鍵盤ハーモニカやリコーダーを吹いた以外全くの素人で、ドレミファソラシドすらおぼつかないレベル。
動画サイトを見ながら、指の動かし方からひとつひとつ学ぶ。

鍵盤を触るときは両手の親指から小指まで全部の指を使うのが基本中の基本だそうで、これが意外とすごく、難しい。

それで気づいたんだけど、自分はこれまでの人生で、小指や薬指を全くと言っていいほど使っていない。だから全然思う通りに動かない。


今こうやって文章を打っているパソコンのキーボードを触る手を確認してみたら、なんと「右手は中指と人差し指しか使っていない」し、「左手に至ってはほぼ人差し指だけ」でほとんどのキーを叩いていた。

パソコン初心者の頃、友人から「パソコンのキー操作を覚えるならこの本がいいぞ」と教本を薦められたことがあったけど、我流で好きな様にやっている方が気楽でいいと見向きもしなかったことを思い出す。
(キーボードのFとJのところに小さな突起があるのが「ブラインドタッチでひとさし指の基本位置だから」ということをつい最近知ったレベルだ)



今気づいて、面倒くさがって正しいキータッチを覚えなかったことはものすごく損してきたなぁとつくづく思った。
ほとんどのキーを人差し指と中指で押すということは、手(特に右手)がキーボードの端から端までを大きく移動しまくっているということでどうしても速度が遅くなるし、ミスも増える……


当時は別にそれでもよかったけれど、このブログを書くようになって文章量が増えるほどに、書きたいものに、書ける量が全然追いつけなくて、もっと早く打ち込めたらとここ数年悩んでいた。

正しいキータッチが身につけば、数%か、もしかしたらそれ以上の速度アップが見込めるかもしれない。
そうしたら、このブログの記事も今よりももう少したくさん更新できるようになるはず。




音楽のキーボードを触っていて、パソコンのキーボードに関する気づきを得るというのはなんだか不思議な話だけど、どちらも両手の五本の指を駆使するという点で共通するところもあるんだろう。


普段使うことのない、薬指や小指を独立して動かしたり、右手と左手を同時に動かす——自分が苦手なマルチタスク。

普段使っていなかった指を使ったり、右手と左手を別別に動かす練習をしていると、なんだか頭がすっきりするというか、頭の中の普段使っていなかった部分が活性化しているような気もする。


少し話が飛ぶが、絵に関して悩んでいることがあって、それは「立体的にとらえる」ことが苦手というところ。
奥行きや角度、パースといったものを絵に落とし込むのがなかなかうまく身につかない。というより、絵を描きながらそうした要素を思考することができない。


で、これはどれくらい信憑性があるのかはわからないけど「左脳は言語的に意味を思考して描く傾向があって、右脳は感覚的に見たままを描くのが得意。立体的に描けないというのは、描く際に右脳が働いていないから。言語を司る左脳ばかりを回転させているから」「左脳は右目・右手と連動していて言語・論理的に考えるのが優位。右脳は左目・左手と連動していて、空間認知に優位」というような話がある。


これって、さっきの「右手の人差し指ばかりでキータッチしてしまう」とか「右手と左手を別別に動かしてこなかった」とかいうのとなんだか似ている気もする。

もしかして、使ってこなかった左手や小指を積極的に使うことによって、絵を描く際の立体感も養われたりする……?



色々なことに挑戦していると、全然関係ないと思っていた趣味が全然別のところで役に立ったり、理解を深める助けになったりすることがある。
今回の気づきも、そのひとつなのかもしれない。


ともかく、とりあえず、ハードルが低いところから。



楽器のキーボードは、
・ゆっくりでいいので、両手&全指を使って曲を弾く。


PCキーボードは、
・正しいキータッチを身につける。




これを今年当面の目標にしようと思う。







ちあり編の音

「心を動かさない音楽」について。


自分は音楽に関しては完全に素人なので、詳しい理屈などはよくわからない。
ただ、今年も風雨来記4をプレイして、その中であらためて「心を動かすための楽曲の使われ方」と「その場所や状況を描写する楽曲の使われ方」があると思った。

同じ曲であっても使われ方次第で印象が変わる。



音楽の力は凄まじい。
本来悲しいシーンではなくても、音楽の力で悲しくさせることはできる。
その逆も然りだ。

音は、ダイレクトに人の感情を操作することができてしまう。

そんな中で、ちあり編でのBGMは「その場所や状況を描写する楽曲の使われ方」のみに終始しているというのは、過去のこのブログでも繰り返し書いた通りだ。

けれど、その音の有り様こそが一過性ではない心への響きとして……あの場所やあの風景を今も思い出させてくれるのだと思っている。
自分がちありさんだけじゃなく、ちあり編にも惚れ込んでいる理由のひとつだ。



そういう音を、心ではなく場所や風景に結びつくそういう音の使い方を、自分は意識して、今後も追いかけてみたい。

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