今日は風雨来記4の感想記事を書いて、更新するつもりでしたが、途中でどうしてもリリさんの絵が描きたくなって描いてしまったのでイラストを載せます。
山の中でアケビを採ってこられる(?)風雨来記ヒロインは(たぶん)母里ちありだけ!
風雨来記4は夏の物語だから、秋の風物詩みたいなものを見ると季節が変わったのを実感してちょっと寂しくなります。
アケビ。
幼いリリさんが兄さんと林を駆け回っていた頃には、おやつとしてよく採って食べてたんだろうなぁ、なんて思いつつ、JAの直売所で見かけたアケビを買ってしまいました。
いつ食べても、昔なつかしい味。
(自分がはじめて食べたのは二十代のときだから、昔なつかしいわけないのだが)
(子供のころからの、憧れの食べ物ではあった)
アケビと一口に言っても品種がたくさんあって、見た目も、赤紫のや青紫の、黄色いの、でかいの、熟しても割れないやつ(ムベ)と多種多様。
花も実も美しいから、野生種だけじゃなくて園芸品種も多いらしい。
「蔵王紫峰」なんてブドウみたいな名前の青いアケビもあれば、バナナアケビなんてのもある。
(名前通り、バナナのような黄色のアケビ)
(ちなみに、アケビに似た赤いバナナ=アケビバナナも存在する)
アケビの中の実は、上品な薄い砂糖水を片栗粉で溶いたみたいな感じ。優しい味。種だらけ。
外の皮は、天ぷらや炒め物にすると、苦美味しい。
茎は、春の若い頃に山菜としておひたしに(「アケビの新芽の巣ごもり」で検索)。
木にまきつくツルとは別に、地面に這うツル(根蔓)を伸ばす習性があって、これは綺麗なロープ状に加工できるので、編みカゴや工芸品に利用される。
そんな多様性から、ふたつある花言葉のうちのひとつが「才能」。
もうひとつは、「唯一の恋」。
これは、アケビは自家受粉しない(しにくい)ので、園芸で育てる際は、他の品種のアケビの花粉とお見合い(人工受粉)させてやらないといけない事から。
ロマンチック。
10/25 追記
目線とか、髪とか、色々気になったところをもうちょっと時間かけて仕上げてみた。
↓最初にアップした絵
↓6時間くらい追加修正した絵
描いていて思ったこととして、風雨来記のビジュアルって「イラストと実写の融合」が大きな魅力だから、何も考えなしにあれこれ付け加えていくと、どんどん2次元よりになっていくというか、自分が描きたい風雨来記のファンアートから遠ざかっていく気がする。
特に風雨来記4は、360度カメラに加えて、コタチユウさんの絵の存在感が素晴らしすぎて、ゲームやってる最中はまるで「そこに本当にいる」みたいな臨場感がすごかった。
だから余計に、自分の描いた絵の「本当にいない」感が気になって仕方ない。
色彩やコントラストについては、実写の人物写真(ポートレートとか)も参考にした方がいいのかも。
今回の反省と次回への仮題
- リリさんの色白肌の表現(意識しないと難しい)
- 色塗りの彩度を減らして、実写寄りの表現を考えてみる
絵について。
イラストはこれまで、趣味でゲームのファンアートを描いてた。
描いてきた量の割になかなかうまくはならなかったけど、趣味だからまあいっか、仲間内で伝わればそれでいい、くらいに思ってた。
でも今は、趣味であっても、というか趣味だからこそ本気で納得いくようにやりたいと思うようになったので、自分が描きたいものを描くための勉強を始めた。
これが、めちゃくちゃ楽しい。
いくつになっても、目標のために勉強するのってすごく楽しい。
どうせやるなら、これは自分にとっての最高の一枚、と呼べるものを目指して。
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