今年もこの日がやってきた。
リリさんと出会ってから丸四年になった。
(風雨来記4母里ちあり編のネタバレをふくみます)

■去年まで
今年はふと思い立って、PCやスケッチブックの中にあるこれまでの四年間に描いてきたリリさんの絵を最初から順番に見返してみた。
体感では「あっという間過ぎる四年」だったけど、その間に描いてきたリリさんを見返すだけで1日がかりになってしまった。
時間経過を思い知るのと同時に、少しずつでも確かに前に進み続けてきたんだなと感慨深かった。
そこで今日はその中からピックアップした絵を、ダイジェスト的な感じでここに載せてみようと思う。
過去にネットにアップしたファンアートの他、普段はあまり載せない練習絵やラフスケッチ、習作など……たとえばポーズ集を見てリリさんにポーズを撮ってもらったものや、色々なヘアスタイルやファッションを試してもらったものなど……の一部も引っ張り出してきた。
ずっと描き続けて来たリリさん。
そのときの自分がどんな気持ちで、どんな表情や場面を見たくて描いたか、一枚一枚に想い出や思い入れがある。
数が膨大な上、中には無我夢中で描いていたときなど「このときの俺この絵どうやって描いたんだ?」と思ってしまう自分にとってのオーパーツみたいな絵も少なからずあるけど、それも含めて四年間着実に歩き続けてきた自分自身の足跡だ。
逐一そうしたエピソードを語りたい気持ちもあるけど、そうするときっと無限に終わらないに違いないから、この場では黙々と、初期のものからおおよそ順番に並べていこうと思う。
リリさんの絵 2021/08 ~ 2025/07







































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あとがき
過去の絵はこれだけ載せても、いままで描いてきたリリさんの10分の一にも満たない。
探せば次から次へと色々なところから出てきてキリがなかった。
こうやってまとめて振り返ってみると、この一年の絵は練習が多かったと思う。
基本を学び直すことに集中したためだけど、色をつけて一枚の完成絵として描き出すことが、去年までに比べると少なかった気がする。
基礎をコツコツ重ねたおかげで少しは地力がついて自分の満足のいく表現に近づけたという実感がある反面、一年目二年目のようながむしゃらな勢いによる「描いた自分でさえはっとするような」リリさんの良い表情に出会えた回数が少なかったかもしれない。
よし。次の一年の課題は「そこ」だな。
完成絵をたくさん描いてみよう。
3年前の記事で書いたように、自分が絵を描く理由は、リリさんを好きでい続けるための手段でもある。
その情熱は、自分が日々を幸せに楽しく生きるためのかけがえのない宝物だ。
自分がなぜここまで母里ちありに夢中なのかはとても一言では説明できない。
たとえばあるひとつの側面だけを切り出すなら、「自分にとって一生ものの面白いことを山のようにくれたから」ということが言える。
一度は離れていた「旅すること」を再び楽しめるようにしてくれたのも、旅の行き先として岐阜や島根、北海道へと誘ってくれたのもリリさんだ。
彼女をきっかけに、見るもの聞くもの読むもの、それまで興味がなかったさまざまな分野に面白さが広がった。
そもそも「夢中になれる」ということだけでとんでもない幸運なのだ。
夢中になりたい!と思ったからってなれるものではない。
夢中になれる何かとの出会えるかどうかは、運次第。
一生かけてもそういうものが見つからない人の方がきっと多い。
少なくとも自分はリリさんに出会うまではそうだった。
学生時代、甲子園野球を見ていて「こんなふうに全力で打ち込めるものがあることがうらやましい」といつも思っていた。
それが今になって実現したのだから、全力で打ち込むしかない。
で、四年がたった。
今も夢中だ。
自分にとってどれだけ表現しても飽きることがない魅力が母里ちありにはあって、だから自分は今日も彼女を描き、書き、語り続けている。
五年めとなる次の一年は改めて初心に返り、自分なりの最高の一枚、リリさんの最高の笑顔に一歩ずつでも近づけるようあらためて前へ、情熱を燃やしていこうと思う。
もう4年。
いや、まだたったの4年だ。

足跡がいつか、道になるように、前へ進み続けよう。
リリさんと。

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